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2013/04
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樅の木茶屋 テラスカフェ
樅の木茶屋の店頭スペースを利用して、テラスカフェを開きます。樅の木茶屋は会員制サロンですので非会員様にはご利用いただけません。ですが、美味しいコーヒーやソフトクリームなどを安い価格で外の方にも手軽にお楽しみいただきたいという思いがずっとありました。そこで、少しずつ環境を整えることとしました。

サロンの外と中、その接点がサロンの入口にあるカウンターで、そこはちょっと複雑な心理状態の場でもあります。外の人には腰の落ち着かない居にくい場所、中の人には「あの人は誰?」と気になる場所。お互いよそ者を感じる場所でそれはとても不自然なところです。

そこを中と外の居心地のいい接点に、というのが希望です。これからまた試行錯誤して作っていきたいと思っています。
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調律
今日、サロンの終了後、昭和32年製のピアノの調律がありました。樅の木放課後教室のピアノの教室で使われるピアノですが、調律にまつわる様々なお話を調律師の方から伺いました。

調律はまさにピアノとの対話で、ピアノの木やビスの調子を感じながら行う繊細な仕事です。そのピアノの調律の話から始まって、いままで調律してきた様々なピアノの歴史まで、とても興味深い話でした。古いものでは昭和11年製のものもあって、復元に近い修理を必要とするものもあったそうです。現在のヤマハ、カワイなどの部品が使えないものは手作りしなければならないものもあるらしく、大変な費用もかかるとのことです。

戦前はそれこそピアノは大量生産されていないので大変高価なもので数も少なく、特に東京ではほとんど焼けてしまいあまり残っていないそうです。今まで調律したものも地方に疎開と一緒に運び出されていたもので希少価値が高いとのこと。

調律を終えたピアノは再び息を吹き返しました。今のピアノとは違う非常にいい音をしているそうです。その音色を楽しめる日がもうすぐやってくると思います。
木舞
昔よく目にしていながら、まったく名詞として認識していなかった言葉に出会いました。木舞(こまい)という言葉を聞いたことがありますか。

古くからの日本建築で土壁や塗り壁などの芯となるもので、細く割かれた竹などで組んだ漆喰などを塗りこむ前のものをいうのだそうです。また、それを組み込む職業を木舞職というそうです。

今はあまり見ることはありませんが、木造家屋を建築している最中や古い家屋の朽ちた壁などで、芯になっている竹組の格子をよく見かけました。記憶の奥底に確かにある風景です。

サロンに来られる女性が戦後その仕事をしていたという話をしていらして、初めてその言葉を知りました。当時にあっては女性が建築現場に職人としているのはとても稀有なことで、随分人の目を引いたそうです。

ご実家がその親方をなさっていたとかで、竹を細く割いていろいろな長さに切りそろえるところから始まって、現場では足場に乗って柱や梁、垂木や貫などの間に竹を組み込み腰に下げた細い専用の荒縄で編み上げていったそうです。荒縄は大きな輪を半分に分け、その一か所を切って一定の長さにし、水につけて湿らせてから腰に下げます。濡らしておかないと締まらず、組んだ後に崩れていってしまうのだそうです。

女だてらにとはいいますが、そうやって逞しく生き抜いてきた姿を想像するに今の穏やかな顔の陰にはいろいろな事があったのだと思います。それに、男に交じって仕事をしてきたことにある種の誇りをもっておられるのも感じます。私は特に職人さんの仕事には以前から敬意を抱いていますので、ご苦労もあったでしょうが素晴らしい事だと思います。あらためていろいろな話を聞くにつれ、それぞれの人生、誰しも一言では語れないものを抱えて来られたのだなと思います。

それにしても、「木舞」という文字と「こまい」という響き。美学を感じます。
プロフィール

sift

Author:sift
旧中山道の板橋宿不動通り商店街にある60才以上のシニアの方の為のコミュニティーサロンの「樅の木茶屋」。人生を楽しむ為のスポットとして平成24年1月27日に開業しました。
ここにまつわること、その他いろいろなことを日々綴りたいと思います。

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