東京の開花宣言があってから、ほんの数日で8分咲きとなりました。このところの暖かさで一気に花開いたようです。板橋区加賀の石神井川沿いの遊歩道は桜を楽しむ人が三々五々集まってきては静かに桜の花を堪能しています。川にかかる桜の花はまさに薄桃色の雪のようです。
中仙道最初の宿場町である板橋には加賀の前田家の下屋敷があった名残として加賀・金沢などの地名がのこされています。この石神井川周辺を加賀といい、写ってはいませんがこの写真の写し手の背後にある橋が金沢橋です。また、この先の遊歩道を川上側に進んでいくつかの橋を超えて仲宿に入って行くと、板橋由来の「板の橋」があります。知名の由来と言うにしてはあまりにも普通で「えっ?」と思ってしまうほどです。今はもちろん板ではありません。
その「板橋」のある通りが旧中仙道で、当店のある板橋宿不動通り商店街につながっています。その昔、皇女和宮が14代将軍徳川家茂に降嫁したときに通ったといわれています。大変豪華な行列だったようです。
この遊歩道は20数年前に整備されそのときに桜の若木が植えられました。それからどんどんと育ち今では名所といわれるような立派な桜並木となっています。枝の伐採は毎年おこなわれいるようですが生命の強さでしょうか、太い幹に直接花が咲いています。
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